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【T4】アクスル部分のあの部品がダメになると異音がします。

こんにちは、モリタニです。

最近になってやっと朝晩が少し涼しくなりましたね。あまりの酷暑に参っていましたがようやく秋が来てくれると思うとホッとしますね。

さて今回はT4の異音修理のご紹介をしたいと思います。

走行するとゴーゴーと音がする。

納車整備でロードテストすると車速に応じてフロントあたりから「ゴーゴー」と異音が発生します。タイヤのロードノイズとは別というか車速が上がるとタイヤノイズを上回っている感じです。左前から鳴っている感じです。これである程度判断つきますが車両をリフトアップし空転させるとやはり左前から「ゴーゴー」鳴ります。これで特定できます。異音が発生しているのは左フロントのハブベアリングからの異音になります。

タイヤ/ホイールが取り付けられているホイールハブには回転を円滑にさせるベアリングがついてます。回転の中心であり4つに分散される車重を受け止めながら駆動を伝えているとも言えます。強度と耐久性のあるベアリングですが走行距離と共に消耗していきます。消耗が過ぎるとベアリング内で微細なガタが発生し異音が生じさらに酷くなるとハンドルで分かるガタが発生しますがそこに至るまでには走行異音で違和感に気づくと思います。T4の場合5~10万キロも走れば異音が発生する事があります。

フロントハブベアリング交換

ハブベアリングの交換をしていきます。左フロントの足回り部品を外しフロントナックルを取り外していきます。

これがナックルです。右側の車輪のようなのがホイールハブです。ナックルとホイールハブの間にベアリングが圧入されています。この時点で手で回すとゴリゴリとスムーズに回りません。これからプレスを使っての脱着作業になります。

取り外したベアリング

ハブ側。ベアリングのインナーレースがこっちに付いてきてます。

ナックル側。インナーレースがハブ側に付いてしまったのでボールベアリングがわかりますね。T4はボールタイプです。ちなみにT3はテーパーローラー型のベアリングです。

新品のベアリングをプレスで圧入します。

プレスで圧入後の写真です。手回しでスムーズに回転する事を確認してから車両に組み付けていきます。

組付けるとハブベアリングは外観からは見えません。

その後ロードテストし異音が収まっている事を確認しアライメント調整して作業完了です。

いかがだったでしょうか。今回はT4のフロントハブベアリングの異音を紹介させてもらいました。走行中のロードノイズに違和感を感じたら点検する事をお勧めします。タイヤノイズと混同してしまう場合もあります。まずはお気軽にご相談くださいませ。

フロントハブベアリングはオンラインショップでの購入も可能です。

注) 型式年式等により適合は異なりますので、適合が判らない場合は購入前にお問い合わせください。

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モリタニ