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【T3】エンジンがうんともすんともいわずかからないバッテリー以外の原因は??

こんにちは。モリタニです。いつものブログの入りの文言ですが朝晩は寒くなってきましたね。日中は少しマシですが寒暖差があって体調崩しやすいので皆さんもお気をつけください。暑いのが嫌いになったと言ってたモリタニも寒くなって風が吹いて乾燥肌になってくると寒いのも嫌になります。。。(笑)そんなどーでもいい話は置いといて、今回はT3のエンジンが始動出来ないトラブルをご紹介しますね。

キーを回すもうんともすんともいわずにエンジンがかからない

タイトルにも使いましたが「うんともすんともいわない」要するにキーを回してもクランキングもせず無反応という事です。状況を説明するに最適な表現と思っていますが文字に起こすと変ですね(笑)

こういった場合まずはバッテリー上がりを連想されると思います。それは正しい判断でバッテリーが上がる若しくは弱いとキーONでメーターパネルはONになってもセルモーターは回らない若しくは回りかけて止まります。完全に上がっているとメーターパネルもONになりません。そういった場合まずはブースターケーブルやブースターパック等でエンジン始動を試みます。

しかし今回は完全にセルモーターの反応がありません。ブースターケーブルで他車バッテリーに繋いでも反応しません。この車両のバッテリー電圧は十分あります。お察しがつくと思いますが原因はセルモーター本体です。一つの判断目安はキーONでメーターパネルはハッキリと電飾が点灯しているという事です。バッテリーが弱いと電飾は暗くなります。前途の通りバッテリーが弱いとセルモーターは弱々しく回ります。

セルモーターを脱着し単体テスト

 

まずはセルモーターへのバッテリー線に電圧が来ているか確認します。12Vあります。そしてキーを回した時にスターターシグナル線に電圧が来ている事も確認します。ちゃんと電圧あります。これで原因はセルモーター本体であろうと判断しセルモーターを外します。

もう外れている写真です。。。撮り忘れていました。。。右ドライブシャフト上あたりに付いています。

これがセルモーターです。外装は錆びていますね。ですがこの錆が原因ではありません。それなりの年期が入るとこれくらいの錆はあったりします。走行する地域にもよりますね。

セルモーターを単体テストします。バッテリーに直接繋いでテスト。正常であればこれでセルモーターは回りますがこのセルモーターはピニオンが出ようとしてもカチカチというだけでピニオンが出ずに回りません。セルモーター内部の不良により回らなくなっているという事です。

新品のセルモーターに交換

左が新しいセルモーターです。元のセルモーターに比べコンパクトですよね。弊社では信頼性の高い「GOWESTY」製を使っています。

新品セルモーターを取り付けた写真です。コンパクトになったセルモーターで見た目にもスッキリいい感じです。もちろんエンジンは正常にかかりました。今回はエンジン始動不良以外にもお客様からのご要望がありましたのでそれらを点検整備させて頂き作業終了です。

いかがだったでしょうか。今回はT3のエンジン始動不良の一例のセルモーター不良をご紹介させて頂きました。実はモリタニがファクトリーブログでT3をご紹介するのは初めてです💦たまたまですが(笑)T3も沢山整備してますのでこれからも順次アップさせてもらいます。

セルモーターはオンラインショップでのご購入も可能です。

注)2WD ATやシンクロ及び型式年式等により適合は異なりますので、適合が判らない場合は購入前にお問い合わせください。

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モリタニ