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GAKUYAのアメリカ大陸訪問記!-with VANAGON- Vol.1

 

日本のヴァナゴン屋がアメリカの大地をヴァナゴンで走ってみた。
その先に見えたヴァナゴンを10 年後、そしてそれ以降に残すためにするべきこととは?!

ガクヤでは、より永く、より楽しんで『VANAGON』に乗ってもらうためのひとつの手段として、新たなプロジェクトが進行中。その実現に向けヴァナゴンカスタムの本場アメリカに2018年、熱い想いを胸にスタッフ一同で渡った。また自分たちでヴァナゴンのハンドルを握り大陸を疾走、知人ショップを訪ね歩いた。その旅の全記録をブログで紹介させていただきます。

 

『ヴァナゴンが故障した』

 

ヴァナゴンオーナーにとってこのフレーズは聞きなれた言葉だろう。いや実際に使ったことがあると言い切ってもいいかもしれない。ベテランのヴァナゴンオーナーも数多くおられる反面、メカ的なことはさっぱり、その愛くるしい見た目でファンになったけど不安が多くあるんだという方も決して少なくない。どちらかというと後者がほぼ大半かもれない。

昨今のアウトドアブームや旧車人気のあおりを受けてヴァナゴンが数多くのメディアに露出された結果、その存在自体が知れ渡りさらなるファンが増加したのは周知のとおりである。私たちGAKUYAの任務は楽しんでいるオーナーさんを支えるため日々勉強しながら呻吟しているのだが、冒頭のフレーズは時折使われるのである。

 

『ヴァナゴンは故障するが現代車は故障し難い。違いは何?どうすれば?』

 

これは毎週定休日明けの朝に行われるミーティングで実際にあがった議題である。うーん簡単そうで簡単ではない。藁をも掴むようなふわりとした議題にスタッフ全員苦笑しながら口を噤んだ。なぜなら少なくとも最新モデルで28年程度前。基本設計自体で言えばゆうに30年は軽く超えてしまうネオと付くかもしれないが俗に言うクラシックカーだからである。オリジナルを重視しないのであればまったくの不可能ではないのかも。そう思いはじめた。

多数のメディアでもご紹介いただいている森山直太朗さんのヴァナゴン。ストックヤードにあった再生できないだろうという状態からフルレストアさせてもらったのだが、世界にだしても恥ずかしくない仕上がりになった。ボディやシャーシからエンジン等まで新車と間違われたほどだ。これはこれで最高のオリジナルレストアだが、今回の欲しい答えは現在ヴァナゴンを乗っている方も対象にした壊れないヴァナゴンプロジェクトにしたい。

結果から言うとその方法はスバル製の水冷水平対向4気筒エンジンを積むことなのだが、ご存知の通りその方法は目新しい内容ではなく欧米では既に昔から行われている手法だ。しかしながらGAKUYAでは今までは頑なにオリジナル派と公言していた。じゃあ何故?忘れてはならないのが冒頭のタイトルのように先の未来に残していくための選択肢として取り入れたいと思ったのである。

昨年発売された『VANAGON BOOK』に掲載されているカリフォルニア州サンディエゴにあるCALIFORNIA WESTY’Sのシーザーは知人で交流がある。彼の作るヴァナゴンはその全ての車両にスバルエンジンを搭載しているのだが、そのきっかけが自分でもヴァナゴンを普段使用していたゆえに気付いたコンバートなんだと4年前に教えてくれた。

ヴァナゴン スバル

Source : Rocky Mountain Westy

正直なところ価値というものさしで言えばオリジナルに勝るものはないだろう。しかし先述したようにファン層が広がったからこそ、その愛らしい姿でガンガン使いたい、一生のパートナーにしたいという方もたくさん現れたのも事実である。走行距離なんて気にせずできるだけヴァナゴンで走り回って想い出を作ってもらいたい。その気持ちが我々GAKUYAの最終目標であるからこそ、遅れながらもプロジェクトをスタートさせようと思ったのである。

ただしプロジェクトはスバルエンジンをスワップするだけではない。直近1年間で納車メンテナンス以外で延べ500件超の入庫実績があり、ヴァナゴンにおいてはマフラーのしわの数までわかるようになってきた。そこで培った経験と実績をスバルエンジンに掛け算しようと思うのである。GAKUYAでしかできない施工、組み方で仕上げるのである。予定されているオプションの内容によりけりだが、ここ10年程のデータを見直してみるとGAKUYAスワップによる恩恵(故障抑制率)は70%程度の予想だ。そのうえ開発したマフラーでオリジナルかスバルかわからないエキゾーストサウンドになればどうだろう。ふふふ。

今までも数多くスバル搭載ヴァナゴンの輸入や国内でのスバルヴァナゴンのメンテナンスをさせていただいた。とはいえスバルエンジンスワップ最先端のアメリカ。勉強しておくべきこともたくさんあるだろうということで多忙でお客さまにご迷惑をおかけしながらではあるが、前々から知人ショップにもお声を頂いていたので挨拶がてら最新情報も見に行こうということでスタッフ全員で数年ぶりにアメリカを訪問してきたのである。

 

Vol.2 へつづく。。。