VW Historyトランスポーターモデルを中心に、フォルクスワーゲン車の歴史を紹介しています。

T6(Transporter T6)

VW-T6とは

2015年4月に待望の第六世代となるVW-T6がジュネーブショーにてワールドプレミア。2016年モデルから一般販売が開始されたのは記憶に新しい。一応世代交代にあたるのでフルモデルチェンジになるのだが、パッとの見た目はあまり変わっていない。と、そのような声が聞こえるのは特に否定しない。しかしながら細かく見ていくと細部で変更されているのがわかるだろう。まずはヘッドライトとフロントグリルにボンネット、以前よりも後方に流れていくようなデザインに変更され、それまでHID方式だったヘッドライトはLED方式に変更されている。フロントバンパーも変更され開口部が大きくなりフォグランプも平たく洗練されたデザインに。リアゲートもより近未来的な雰囲気になりLEDのテールライトも設定されるようになる。しかし通称観音開きドアと呼ばれるリアのウイングドアの場合はT5時代のデザインをそのまま採用されているのが面白い。ちなみにT5時代にリアのハイマウントランプの浮きがよくでたが、T6ではしれっと改良されている。内装においてはT5後期デビュー時と同じくダッシュボードに大幅なデザイン変更があったのと、上グレードにおいては室内等がすべてLEDに変更された以外は特筆すべきことはないのだが、地味に嬉しかったのがサードシートの前後スライド時の操作方法。T5時代までは一度前屈するように折りたたまなければスライドは出来ない仕組みだったが、T6からは通常のシート状態でスライドすることが可能になった。地味な進化だがイチVWファンからすればさすがフォルクスワーゲン社、顧客の不便情報をフィードバックしてこのような点も改正してくれている、という喜びと実質の操作性アップ(この点は「おぎやはぎの愛車遍歴」にてGAKUYA木下が出演させて頂いた際に虻ちゃんが不便を指摘していた?!)に2重の嬉しさを感じた。安全装備としては前車を自動追尾するアダプティブクルーズコントロール(ACC)や緊急エマージェンシーブレーキの衝突軽減装置もオプションにて新設された。さてパワートレインだが、新しいディーゼルエンジンシリーズVW EA288が導入され、ユーロ6排出ガス基準のためDPF一体型のSCR触媒が採用されることになり、尿素水いわゆるアドブルーが使われるようになる。タンクは約13リッターで約7000kmの走行が可能だ。ディーゼルエンジンは150PS/340Nm、204PS/450Nmとさらにパワー及びトルクがあがるが、2018年秋から施工された欧州での新しい規制にともない、2019年モデルは150PS/340Nmは内部改善でそのまま承継、後者の204PSは199PS/450Nmと5PSと馬力がダウンされることになるが、これにて最新のユーロ6d-TEMPの排ガス基準に適合することになる。ちなみにGAKUYAは既に最新の排気ガス基準に適合する日本のガスレポートを合格取得している。

【VW Volkswagen Transporter T6 production assembly plant REPORT Werk Hannover Produktion】【VW T6プロダクション ドイツ ハノーファー製作工場リポート】

出典:YOUTUBE(Autogefühl)

T6カラベル/マルチバン(乗用車タイプ)とカリフォルニアシリーズ(キャンパータイプ)

第六世代のT6でも以前からと同じように大分類としては、乗用車/貨物車タイプとキャンパータイプの2つに大別される。その名のとおり前者は人を乗車することを主目的とする乗用タイプ、貨物を運搬することを主目的とするトランスポーターで、後者が車中泊を照準においたキャンパーシリーズである。ここでは乗用車タイプとキャンパータイプの2つの仕様を紹介するとしよう。

T6カラベル/マルチバン - インテリア

ドイツ仕様の『マルチバンハイライン』英国仕様で『カラベルエグゼグティブ』を中心に紹介するとインテリアにおいては標準で7人乗り仕様となり前席より2-2-3のシート構成になる。フロントシートシートヒーターが備えられシートの高さ調整が可能(オプションで回転シートも可能/しかし高さ調整は不可になります)。2列目はセパレートのキャプテンシートで前後スライドが可能なうえ、回転させて後ろ向きにすることも可能である。サードシートも前後スライドが可能、残念ながら回転はしないが、別項目で紹介したようにシートバックを倒さずとも前後スライドするようにT6から設定された。2列目シートを前屈するように全倒し、サードシートを展開するように広げると2列目シート間に隙間があくが上手く何かを敷けば完全なフルフラットが可能に。乗用タイプと言えども車中泊を愉しめることは十分可能である。前述したドイツ/英国トップグレードにはスリーゾーンオートエアコンと呼ばれる運転席/助手席/リアのスリーゾーンで温度設定が可能なダブルオートエアコンを標準装備、日本では快適な春夏秋冬を過ごせることが出来る。シート配分は標準で2-2-3ではあるが、1列目と3列目は入れ替えることが可能で、2-3-2や取外して2-3または2-2なども可能、ラゲッジスペースを広く取り快適な乗用タイプなのに貨物として使用することも魅力のひとつである。

T6カラベル/マルチバン - パワートレイン(2019年モデル以降)

◎2.0TDI 150PS バージョン
*エンジンタイプ:4気筒ディーゼルシングルターボエンジン
*燃料供給方式:コモンレール式ダイレクトインジェクション
*排気量:1960cc
*馬力&トルク:150PS/340Nm
*燃料タンク容量:70L(オプションにて80L可)
*アドブルータンク容量:13L
*DPF:付き
*発電量:180アンペア
*排気ガス基準:ユーロ6d Temp適合
*燃費:平均モード約15.15km/L(2MOTION)

◎2.0BiTDI 199PS バージョン
*エンジンタイプ:4気筒ディーゼルツインターボエンジン
*燃料供給方式:コモンレール式ダイレクトインジェクション
*排気量:1960cc
*馬力&トルク:199PS/450Nm
*燃料タンク容量:70L(オプションにて80L可)
*アドブルータンク容量:13L
*DPF:付き
*発電量:180アンペア
*排気ガス基準:ユーロ6d Temp適合
*燃費:平均モード約14.28km/L(2MOTION)
*燃費:平均モード約12.05km/L(4MOTION)

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T6カラベル/マルチバン - 車両寸法

◎ショートホイールベース
*全長:約4900mm
*全幅:約1900mm
*全高:約1990mm
*ホイールベース:3000mm

◎ロングホイールベース
*全長:約5300mm
*全幅:約1900mm
*全高:約1990mm
*ホイールベース:3400mm

T6カリフォルニアシリーズ -インテリア - シートアレンジ

カリフォルニアシリーズは本当に良くできている。それ以上のコメントが出来ないのが残念だが事実である。さてそんなカリフォルニアシリーズのインテリアを紹介していこう。カリフォルニアシリーズの2大モデル(ここではオーシャンの廉価版であるコーストは省きます)としてキッチン付きのフルキャンパー『オーシャン』とキッチンなしタイプの『ビーチ』を中心に紹介する。細かくは本WEB上のオンラインお見積りをご利用頂ければオプションについては理解できると思います。さてシート構成ですが、フロントは基本は回転シートで車両停車時は後ろ向き等にすることが自在である。セカンドシートは両モデルでオプションとなるが、ビーチの場合は2席、オーシャンの場合は1席のみ(4MOTONは不可)追加が可能で前後スライドおよび回転が自在だが室内をフルフラットにする場合は方法によっては少々邪魔になることも。サードシートはオーシャンは2人掛けでベッドへと変換可能。ビーチにおいては2人掛けか3人掛け、どちらかが標準で選択可能。シート後方のフレックスボードとあわせて大人2人が就寝可能なベッドへと早変わりする。

【CALIFORNIA OCEAN シートアレンジ紹介動画】

出典:YOUTUBE(California Chris)

【CALIFORNIA BEACH シートアレンジ紹介動画】
出典:YOUTUBE(California Chris)

T6カリフォルニアシリーズ -インテリア - ポップアップルーフ

ご存知カリフォルニアシリーズの代名詞であるポップアップルーフ、大人二人がゆったりと就寝できる大事な車内スペースだ。こちらはオーシャンは電動で開閉、ビーチ(コースト含む)は手動式になる。とはいえ毎日開閉することはないうえに簡単操作のため手動式でも全然苦にならない。ドイツ/英国仕様共通でオーシャンにはポップアップルーフのテントには左右とフロントに網戸が標準、ビーチでは左右のみ網戸が標準で装備されているが、ドイツ仕様のみフロント網戸がオプションで設定されている。

【360度画像】*BEACH仕様になります

Post from RICOH THETA. - Spherical Image - RICOH THETA



【CALIFORNIA OCEAN&BEACH ポップアップルーフ紹介動画】
出典:YOUTUBE(California Chris)

T6カリフォルニアシリーズ -インテリア - キッチン等(オーシャン)

オーシャンにはキャンパーとしての醍醐味であるキッチンユニットが搭載されている。基本となるシンクは30Lの清水タンクを備え、冷蔵庫は42Lの収納を誇り、ガスバーナーは2.8kgのガスタンクを備えることが出来るが日本国内では自動車にガスタンクを積載することは難しいためGAKUYAではお客さまの要望でカセットボンベガス方式に変換することも可能にしている。そのほか冬季シーズンでの車中泊では重宝するパーキングヒーター(FFヒーター)も標準で装備(ビーチはオプションでご用意)。車内随所には収納棚等が装備されておりキャンプ道具やいつでも収納できることになっているのでとても魅力的なモデルといえる。

T6カリフォルニアシリーズ - パワートレイン(2019年モデル以降)

◎2.0TDI 150PS バージョン
*エンジンタイプ:4気筒ディーゼルシングルターボエンジン
*燃料供給方式:コモンレール式ダイレクトインジェクション
*排気量:1960cc
*馬力&トルク:150PS/340Nm
*燃料タンク容量:70L(オプションにて80L可)
*アドブルータンク容量:13L
*DPF:付き
*発電量:180アンペア
*排気ガス基準:ユーロ6d Temp適合
*燃費:平均モード約14.49km/L(2MOTION)

◎2.0BiTDI 199PS バージョン
*エンジンタイプ:4気筒ディーゼルツインターボエンジン
*燃料供給方式:コモンレール式ダイレクトインジェクション
*排気量:1960cc
*馬力&トルク:199PS/450Nm
*燃料タンク容量:70L(オプションにて80L可)
*アドブルータンク容量:13L
*DPF:付き
*発電量:180アンペア
*排気ガス基準:ユーロ6d Temp適合
*燃費:平均モード約13.70km/L(2MOTION)
*燃費:平均モード約11.76km/L(4MOTION)

T6カリフォルニアシリーズ - 車両寸法 & フロアプラン

◎ショートホイールベース
*全長:約4900mm
*全幅:約1900mm
*全高:約1990mm
*ホイールベース:3000mm

◎フロアプラン
フロアプランついては上記または下記の画像をご参考くださいませ。

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ご納車後のフォローについて-自社のVWファクトリー完備・全国の協力ショップ

最新であるVW-T6を輸入するとなるとアフターフォローについてご心配される方が多くおられます。もちろん逆の立場であれば心配性の筆者は最大の心配をするだろう。しかしどうぞご安心ください。そもそもT6においては致命的な故障がないのが基本だが、排気ガス規制によるディーゼルガスセンサーや電動スライドドア(スライドドアがどのような状態でどのような負荷がかかっているか多くのセンサーでモニタリングされています)のセンサーが時折不具合を起こします。しかしすでに多くの輸入をさせて頂いたGAKUYAでは経験も豊富なうえ本国との情報交換も頻繁にやり取り、その経験や情報を全国のショップさまと共有しお客さまを支えさせていただいております。もしお客さまが懇意にされている整備工場さまがありましたら弊社のファクトリー&パーツセンターがその工場さまとご協力させていただきバックアップさせていただきます。どうぞ輸入後のご心配なく、VW-T6ライフをお楽しみくださいませ。

VW-T6等の新車オーダーの際のお願いと流れについて

たくさん頂いております新車のオーダーについてのお支払いにつきまして、基本的にはオーダーを頂いた際にお見積り額のご送金をお願いしております。原則手数料制で輸入させて頂いているためでもありますが、為替のリスクを回避する意味も含めております。新車オーダーの場合はご注文時にデポジット(保証金)をいただき、現地車両完成時に残金を頂くという方法でも構わないのですが、この時点で為替が悪い方向へ行っていた場合、当初のお見積りより高額になっている場合がございます。また車両完成ご報告後、約1週間以内に現地へ送金する必要がございます。これは弊社がいままで300台以上(T5/T6以外も含む)の輸入をスムーズにそしてトラブルなく輸入してきました現地との信頼関係を保つための規則でございます。ご協力いただけない方からのご注文はお受けできませんので誠に勝手で大変申し訳ありませんがご理解いただければ幸甚です。ご納車までの流れについては簡単ではございますが下記をご参照くださいませ。

-直輸入新車の場合のご納車までの流れ-
① ご希望車両の発注内容の確定
② ご注文書等の書類を発行させていただきます。あわせて料金の送金をお願いいたします。
③ 現地へ送金。現地の弊社エージェントによりディーラーとの注文契約を締結。メーカーに製作依頼をかけます。
④ 製作期間待ちのためしばらく静観となります。。納期についてはメーカーの発注プログラムにより前後されてしまいますが、現在のところ早くて8か月、遅くとも10か月程度と見込んでおります。どうしてもメーカー側の製作プログラムの問題で左右されてしまいますのでどうぞご理解ご了承よろしくお願いいたします。
⑤ 車両が出来上がり配車されますと、現地にて輸出のための手続きを開始いたします。その後出港となります。
⑥ 船に揺られ揺られ航海してまいりますので待つのみとなります。*コンテナ船で密閉して送られてきます。
⑦ 日本到着。港湾業者にコンテナから出してもらい、弊社により神戸税関にて輸入通関手続きをし弊社まで陸送し晴れて弊社展示場へ到着となります。
⑧ 入庫後、ガスレポートを取得申請(日本ではナンバープレート取得のために排気ガスのレポートを取得する必要がございます)して、陸運局に受検書類を提出(約2週間程度かかります)、その間にメンテナンスチェック及びナビ等の装着をしておきます。
⑨ 陸運局の書類が出来上がりましたら(このあたりで車庫証明や印鑑証明、委任状の準備をお願いする予定です)予備検査を受検いたします。
⑩ ご用意いただいた書類と合わせ管轄陸運局へ新規登録の申請をしてナンバープレートを取得いたします。
⑪ 準備が完了しまして晴れてご納車となります。おめでとうございます。ぜひT6をお楽しみくださいませ!

GAKUYAはドイツ仕様のみにしかないモデルの右ハンドル特注も可能です

GAKUYAではドイツ仕様のみのモデルでも本来ならば『左ハンドル』である車両を『右ハンドル』に「特別発注」することが可能です。長年培ってきた現地との信頼によりオーダープログラムの変更許可を頂いているのです。現在までも沢山の『通常では存在しない右ハンドルモデル』を輸入させていただきました。人気の例では英国仕様では存在しない『VW-T6 カリフォルニアBEACH/4MOTION』の『右ハンドル』仕様です。このグレードはドイツ/左ハンドル仕様のみのモデルで通常の英国仕様ラインナップにはございません。しかしながらお客さまのご要望があれば弊社からの特別オーダープログラムにより発注することが可能となります。昨今はグローバル化でしょうか、輸入車でも右ハンドルが主流になりつつございます。その理由のひとつには輸入車という見方ではなく、面白く楽しませてくれるギアやアイテムとしてという見方からこのような特別発注を選ばれる方が増えたのではないかと思います。唯一無二のあなただけのパートナーギアをどうぞお楽しみいただければ幸甚です。

◎上記写真は英国バージョン(右ハンドル)に存在しないカリフォルニアBEACHの204PS/4MOTIONを右ハンドル特注したものです。

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【営業時間】9:30~19:00
【定休日】毎週月曜日・第3火曜日